東京都のショッピングモール『ビーナスフォート』。
2022年3月27日に閉店し、長期間が経過している状態ですが、
- 「ビーナスフォートの跡地に何ができるの?」
- 「なぜ閉店してしまったのか理由が知りたい」
といった疑問を持つ人は多いはず。
当サイトが調査した結果を簡単にまとめると、次の通りです。
- 大規模な再開発により多目的スポーツアリーナなど多数の施設ができる
- 閉店理由は、借地権の契約期間が切れたため
詳しい内容については、以下で紹介しています▼
ビーナスフォートの跡地に何ができる?
結論から言うと、大規模な再開発で下記の施設ができる予定になっています。
- 多目的スポーツアリーナ『TOKYO A-ARENA』
- ホテル、商業、エンタテイメント施設、展示施設、オフィス等の複合施設
この再開発の目玉はなんといってもスポーツアリーナ『TOKYO A-ARENA』。
想定収容人数は、
- スポーツ時:約10,000席
- イベント時:約10,000~13,000席
とかなり多いです。
そして、ここをトヨタのバスケットチーム『アルバルク東京』のホームアリーナとして利用するため、スポーツに特化した特徴があります。
- アルバルクラウンジ:選手が入退場する姿が見られる特別なラウンジ
- スカイラウンジ:最上階からのシーサイドビューを楽しめるラウンジ
- VIPスイート:試合観戦、ミーティング、ディナーが楽しめる空間
ただ、観戦できるだけでなく、その時のお客さんの状況に応じて楽しめる空間づくりが徹底されています。
また、
- 初めてのスポーツ体験教室
- モータースポーツ仮想体験
といった子供向けのコンテンツもあるとのことで、家族連れでも楽しめる空間となる予定です。
その他の情報については公式サイトがありますので、下記のURLからご覧になってください。
ビーナスフォートの閉店理由
ビーナスフォートが閉店した大きな理由は、営業期限が切れたためです。
どういうことなのか、詳細を説明していきます。
元々の借地権の契約期間は10年だった
元々、パレットタウンの借地権の契約期間は10年。
1997年~2007年までの期間限定の営業でした。
なので、当初の予定では、2010年6月までに施設全体を閉鎖。
その後、東京都に土地を返還することになっていたのです。
そして、2008年には東京都が『森ビル』と『トヨタ自動車』に814億円で売却すると発表。
ビーナスフォートの跡地には、地上23階・地下2階の建物が建築され、
- オフィス・商業施設
- コンベンション・ホテル一体型施設
- 自動車をテーマとした参加体験型の展示施設
- 新型観覧車
などが設置され、2013年に開業することが予定されていました。
リーマンショックにより営業が延長
しかし、2008年に世界規模の金融危機『リーマン・ショック』が発生。
これに伴って、日本の経済状況も変化。
ビーナスフォートの跡地に施設を建築するという計画は延期せざるを得ない状況になったのです。
そのため、ビーナスフォートの営業は延長。
営業期限を2017年9月末までと設定し直しました。
東京五輪のことも踏まえて更に営業延長
2017年9月末に東京都に返還する予定だったパレットタウンの土地。
ですが、ここで新たな問題が出てきました。
それは、『東京オリンピック』。
もし、2017年9月末に土地を返還した場合。
新しく施設を建築しても、2020年にある東京オリンピックに向けた事業が間に合わないことが判明。
そのため、ビーナスフォートの営業がさらに延長。
今のご時世で東京オリンピックが1年延期したことも影響し、最終的には2022年3月27日に閉店することがようやく決まったのです。
そして、2022年3月27日に営業期限が切れ、閉店に至りました。
ビーナスフォートの跡地&閉店理由まとめ
今回は、お台場ビーナスフォートの跡地と閉店理由について情報をまとめてみました。
以下、今回の簡単なまとめになります。
- 跡地には、スポーツアリーナと多くの施設が建てられる予定となっている
- スポーツアリーナの収容人数は最大13,000人
- ビーナスフォートの閉店理由は、営業期限が切れたため
- 元々は1997年~2007年までの期間限定の営業だった
- 『リーマン・ショック』や『東京オリンピック』の影響で営業が延長していた
ちなみに、東京にある他のお店・商業施設の跡地などに関しては、下記で紹介していますので、良ければご覧ください。