千葉県印西市にあった温泉施設『真名井の湯 千葉ニュータウン店』。
たくさんのお客さんから人気の施設でしたが、2023年1月15日に閉店しています。
この情報を知り、
- 「真名井の湯・千葉ニュータウン店はなぜ閉店してしまったの?」
- 「何が原因で閉店してしまったのか、理由が知りたい」
といった疑問を持つ人は多いはず。
当サイトが調査した結果を簡単にまとめると、次の通りです。
■閉店理由に関する詳細は不明
■考えられる閉店理由
- 施設・設備が老朽化し、メンテナンス費用が払えなかったため
- 今のご時世の影響で客足が減少したため
- ガス・電気代の高騰で赤字に陥ったため
詳しい内容については、以下で紹介しています▼
真名井の湯・千葉ニュータウン店の閉店理由
最初に、真名井の湯側からは閉店理由に関して言及していません。
真名井の湯の公式HPでは、
当店は2023年1月15日をもちまして閉店することになりました。
多くのお客様にご愛顧を頂きましたこと、深く御礼申し上げます。
出典元:真名井の湯公式HP
とだけ記載されており、閉店理由に関する詳細は不明です。
ただ、メディアの情報などから、
- 設備の老朽化
- 今のご時世の影響
- ガス・電気代の高騰
この3つが閉店に関係している可能性があります。
順番に説明していきます。
閉店理由①:設備の老朽化
まず、温泉施設内の設備が老朽化したため、閉店した可能性があります。
なぜなら、X(旧ツイッター)上にて、
と投稿している人がいるからです。
裸族タイムでかなり通った真名井の湯♨️
施設の老朽化もあって今日で閉店です😢
近くにある白井の湯も今月いっぱいで閉店だそうです。
寂しいなぁ~😖
マッタリできる所がどんどん減ってく……また新たに探さねば…♨️ pic.twitter.com/OXpk1ranpc— だ~やま(改)@ヘッポコボウリング復活度80% (@kana1018reina05) January 15, 2023
ただ、調べてみると、オープンしたのは2004年12月。
閉店が2023年1月15日なので、営業していたのは約19年。
営業19年でも老朽化するのかな?と個人的に疑問に思いました。
しかし、他の温泉施設の閉店について調べてみた所。
『極楽湯さっぽろ手稲店』
営業期間:16年(開業2005年、閉店2021年)
閉店理由:設備や建物の老朽化のため
といった情報がありました。
つまり、16年の営業でも施設や設備が老朽化してしまうということだったんです。
老朽化した設備のメンテナンスには多額の費用が必要
設備が老朽化したのなら、新しく買ったり、改修とかするのはダメなの?
こう考える人は多いでしょう。
ですが、温泉施設設備のメンテナンス費用はかなり高額なんです。
例えば、福島市の飯坂温泉の場合。
こちらも施設が老朽化し、修繕費用の確保に動いているのですが、必要費用は約2億4600万円でした。
近年、温泉の供給が滞る故障が増え、財産区の事務局を担う市が抜本的な修繕を計画。費用を試算したところ、約2億4600万円が必要だと分かった。
出典元:福島民報社
ただ、飯坂温泉がオープンしたのは1962年。
60年以上経過している状態です。
なので、どこの温泉施設でもこれほどの多額の費用が必要というわけではないでしょう。
ただ、飯坂温泉の例を見るに、15年、20年経過でもメンテナンスに多額の費用がかかると思われます。
ですから、その多額の費用を払うことが難しかったため、閉店を決断した可能性はあります。
閉店理由②:今のご時世の影響
2020年から始まった今のご時世の影響があった可能性もあります。
近年では、多くの温泉施設が閉店・閉館しています。
そして、閉店する理由を調べてみると、その多くが今のご時世の影響を挙げています。
例えば、福岡県にあった『大川昇開橋温泉』の場合。
メディアの記事によれば、
と書かれてあります。
しかし、イベントの自粛要請などを受けて先月下旬ころから団体客のキャンセルが相次ぎ、今月に入ってからはおよそ30件の宴会の予約のうち9割がキャンセルになったということです。
売り上げが例年の半分近くに落ち込み、営業を続けることは難しいとして、来月12日で閉館することが決まりました。
出典元:NHKニュース 速報・最新情報
このように今のご時世の影響から売上が減少し、閉店に追い込まれる温泉施設は多くあります。
ですから、真名井の湯・千葉ニュータウン店も今のご時世の影響が関係し、閉店した可能性は十分にあります。
閉店理由③:ガス・電気代の高騰
ガス・電気代の高騰も関係あるかもしれません。
今現在、多くの人が苦しむ要因となっているガス・電気代の高騰。
一般家庭でも辛い状態ですが、温泉施設となると、さらに苦しい状態に陥っています。
ダイヤモンド・オンラインの記事によれば、
というのです。
温浴業界におけるエネルギーコストの負担は桁違い。重油、電気、ガスを使ってお湯を沸かしたり、サウナを温めたりしますが、少しの値上げで1施設当たり月100万~300万円も負担が増えます。
出典元:ダイヤモンド・オンライン
実際、鹿児島にあった温泉銭湯『太陽ヘルスセンター』の場合。
- 多いときで月額200万円超えの赤字
- 燃料費が落ち着いた月でも約120万円の赤字
ということが判明しています。
昨年以降は電気代とガス代が高騰。浴槽は天然温泉だが、シャワーなどは沸かし湯を使っているのに加え、サウナの稼働が負担となり、多いときで月額200万円を超える赤字となった。燃料費が落ち着いた現在でも月に約120万円の赤字という。
出典元:読売新聞オンライン
つまり、今のガス・電気代の高騰は、温泉施設にとって赤字の原因となっているんです。
ですから、これらエネルギーコストの高騰によって閉店に追い込まれた可能性もありえるでしょう。
真名井の湯・千葉ニュータウン店の閉店理由に関するまとめ
今回は、温泉施設『真名井の湯 千葉ニュータウン店』が閉店した理由について考察してみました。
以下、今回のまとめになります。
■考えられる閉店理由
- 閉店前に設備が老朽化して使えなかったことから、老朽化に対するメンテナンス費用が高額で払えなかった
- 2020年から始まった今のご時世の影響を受け、経営を続けられるほどの売上がなかった
- ガス・電気代の高騰によって月々の運営コストが跳ね上がり、経営継続できなかった