日本のファッションブランド『ドゥファミリィ』。
多くのお客さんに愛されたブランドですが、近年では閉店する店舗が増えています。
この閉店情報を知り、
- 「ドゥファミリィの店舗は何が理由で閉店しちゃったの?」
- 「もしかして売上が低かったの?」
といった疑問を持つ人はいるかもしれません。
そこで当記事では、近年ドゥファミリィの店舗が閉店した理由について考察してみました。
結論を簡単に言うと、下記の通りです。
■各店舗が閉店した理由の詳細は不明
■考えられる閉店理由
- 物価高騰の影響
- オンライン販売に注力するため
詳しい内容については、以下で紹介しています▼
なぜドゥファミリィの店舗が閉店しているのか理由を考察
店舗が閉店した理由の詳細は不明
まず、ドゥファミリィにはオフィシャルブログが存在しています。
そのブログでは、店舗の閉店についても発表されているのですが、
福屋広島駅前ドゥファミリィ店
7月31日(月)の営業をもちまして閉店することとなりました。
長年にわたりご愛顧いただきました事を心より感謝申し上げます。
出典元:ドゥファミリィオフィシャルブログ
といった感じで、閉店理由については特に記載がないのです。
そのため、なぜ閉店に至ったのか、詳細は不明です。
ただし、メディアと、このオフィシャルブログの情報から、
- 物価高騰の影響
- オンライン販売に注力するため
が閉店理由である可能性があります。
順番に詳細を説明していきます。
①物価高騰の影響で閉店した説
物価が高騰したことにより、閉店につながった可能性があります。
まず、ドゥファミリィオフィシャルブログで閉店店舗を調べてみた所、以下の店舗が閉店していたことが分かりました▼
店舗名 | 閉店日 |
新潟店 | 2021年7月7日 |
さくら野青森店 | 2023年1月31日 |
さくら野八戸店 | 2023年2月28日 |
福屋広島駅前店 | 2023年7月31日 |
4店舗中3店舗が2023年に閉店しているんです。
なので、2023年に起こったことを調べてみた所、消費者物価指数が41年ぶりに伸びていました。
2023年の消費者物価指数(2020年=100)は、生鮮食品をのぞく総合指数が105・2となり、前年より3・1%上がった。上昇は2年連続。第2次石油危機の影響があった1982年以来、41年ぶりの伸びだった。
出典元:朝日新聞デジタル
つまり、2023年の時点でも物価高騰で苦しい状況だったのです。
物価が高騰すると、
- 製造品のコストが上昇する
- 消費者の服一着当たりの購入単価が低下する
など、アパレル業界でも困難に直面することになります。
なので、物価が高騰した影響によって売上が低くなってしまい、店舗が閉店に至った可能性はあります。
②オンライン販売に注力するため閉店した説
次に、オンラインショップに力を入れるために店舗を閉店させた可能性もあるかもしれません。
2020年から始まった『コロナ禍』。
この影響により、多くの方が外出を自粛することに繋がり、多くのお店の売上が大幅に減少しました。
ただし、このコロナ禍をきっかけとして、オンラインショッピングする人が増加。
それに伴い、オンライン販売に力を入れようとするアパレル企業が徐々に増えてきたのです。
たとえば、カジュアル衣料大手の『しまむら』は、2020年7月からEC事業の準備をしていました。
秋以降にサービスを始める通販サイトに関しては、EC専用センターの設備といったハード面、商品手配やシステムなどのソフト面の準備は順調に進んでおり、すでに東松山商品センターでの建物増設およびマテハン設置まで完了したという。
そして、ドゥファミリィの方を調べてみると、2022年6月13日にオンラインショップのリニューアルをしていました。
そして、それから約7か月後の2023年1月末には、「さくら野青森店」が閉店。
それ以降も、
- さくら野八戸店:2023年2月28日閉店
- 福屋広島駅前店:2023年7月31日閉店
と次々と閉店させています。
このように、オンラインショップのリニューアルと、店舗閉店のタイミングから、
と考えることもできるかもしれません。
ドゥファミリィの店舗が閉店した理由考察まとめ
今回は、ファッションブランド『ドゥファミリィ』の店舗が近年閉店している理由について考察してみました。
以下、今回の簡単なまとめになります。
■考えられる閉店理由
- ①物価高騰で、製造コストの上昇や消費者の購入が減ったため
- ②コロナ禍をきっかけとして、オンラインショッピングに注力したため