埼玉県南越谷が発祥の純生食パン工房『HARE/PAN(ハレパン)』。
オリジナルブレンドの小麦粉を作った食パンが評判でしたが、近年、閉店ラッシュが続いています。
閉店を知り、
- 「ハレパン店舗の閉店が多いのはなんで?」
- 「物価高騰の影響で閉店が続いているの?」
といった疑問を持つ人は多いはず。
当サイトが調査した結果を簡単にまとめると、次の通りです。
■ハレパンが閉店ラッシュに突入した理由
- 小麦・物価高騰の影響で製造コストが上昇した
- 食パンブームが落ち着き、売上が激減した
- 今のご時世の影響
詳しい内容については、以下で紹介しています▼
ハレパンが閉店ラッシュしている理由
ハレパンの店舗が続々と閉店している理由について、順番に説明していきます。
原材料・物価高騰の影響
まず、小麦の価格が値上げされたことによる影響が考えられます。
近年では、
- 海外情勢の悪化
- 天候不順によるアメリカ・カナダの収穫量の減少
といった影響から、2022年4月頃から小麦の価格が一気に引き上げされています。
これは小麦をメインで使うパン屋にとってかなりの痛手です。
そして、同じ2022年4月からは、小麦だけでなく、物価も高騰しています。
この情報は、メディアでも報じられています。
総務省統計局の消費者物価指数を見てみると、2022年4月から一気に上昇率が2.1%まで拡大したことがわかります。また、その後も上昇傾向は続き、2023年1月には4.2%まで上がりました。
出典元:サステナブルスイッチ
ちなみに、2023年1月の物価上昇率4.0%超えという数値は、約40年ぶりの伸び率だといいます。
つまり、異例の事態ということです。
高級食パン店は、品質にこだわる業態です。
ゆえに、原材料・物価が少し高騰するだけで製造コストが跳ね上がり、経営が厳しくなります。
なので、原材料・物価の高騰の影響から閉店ラッシュに発展した可能性はあります。
食パンブームが落ち着いた影響
高級食パン市場のブームが一段落したことも影響しているかもしれません。
日本では近年、高級食パンが一時的なブームになっていました。
しかし、ここぞとばかりに多くの企業が参入。
似たような食パン店が次々と出てきていました。
しかしその結果、多くの人が高級食パンに飽きてしまう結果になったのです。
実際、X(旧ツイッター)上で調べてみると、
高級食パンはもう飽きたよ
高級食パンは毎日食べられるような味じゃない
といった投稿が多くありました。
高級食パンはもう飽きたよ。超熟が1番コスパがいい
— 不動産少し好きです! (@inakafudosansan) May 23, 2023
やっぱり素朴で飽きのこない味だから残るんでしょうね☺️
一躍ブームになった甘ったるい系の高級食パンは毎日食べられるような味ではないので…— (@namamiane) September 3, 2023
日本人は熱しやすく冷めやすい性格です。
ゆえに、最初は一気に爆発的に流行しても、少し経ったら誰も見向きもしなくなります。
例えば、タピオカ店とかも良い例かもしれません。
なので、ハレパンの場合も、食パンブームが落ち着いたことで、売上が一気に激減。
結果、閉店ラッシュに…という可能性はあります。
今のご時世の影響
今のご時世の影響で閉店したことも考えられます。
日本経済新聞によれば、2022年度の売上高が今のご時世前の水準に戻らない企業が6割超いたことが判明しています。
大阪商工会議所が7日まとめた会員中小企業に対する調査で、2022年度の売上高が新型コロナウイルス禍前の水準に戻らない見込みの企業が6割超に達することが分かった。19年度比で「増加」と答えたのは、規模が比較的大きい企業を中心に2割強にとどまった。
出典元:日本経済新聞
ハレパン店舗が閉店し始めたのは、2022年頃から。
つまり、売上が戻らない企業が多かった時期と合っているんです。
ですから、ハレパンは2022年頃には今のご時世の影響で売上が下がっており、厳しい状態だった。
そういう可能性も十分にあります。
ハレパンが閉店ラッシュしている理由まとめ
今回は、純生食パン工房『HARE/PAN(ハレパン)』が閉店ラッシュしている理由ついてまとめてみました。
以下、今回の簡単なまとめになります。
■ハレパンが閉店ラッシュしている理由
- 小麦・物価高騰の影響で製造コストが増え、経営が厳しくなった
- 食パンブームが終わり、売上が減った
- 今のご時世の影響で売上が戻っていない
ハレパン公式からの発表はないため、閉店理由の詳細は不明です。
ただ、タイミング的に、物価高騰や今のご時世の影響などが関係している可能性は高いと思われます。