関東を中心に展開しているラーメン店『三ツ矢堂製麺』。
つけ麺専門が美味しいと評判のお店ですが、近年では、多くの店舗で閉店が相次ぎ、いわゆる閉店ラッシュの状態に陥っています。
この情報を知り、
- 「あれだけ美味しいのに、なんで閉店しているの?」
- 「多くの店舗が閉店した理由を知りたい」
といった疑問を持つ人は多いはず。
当サイトが調査した結果を簡単にまとめると、次の通りです。
■閉店理由の詳細
- フランチャイズの契約満了(武蔵小山店)
- コロナ禍の影響によるスタッフ不足(静岡流通通り店)
- 小麦といった材料費の高騰(静岡流通通り店)
詳しい内容については、以下で紹介しています▼
三ツ矢堂製麺の閉店理由について
三ツ矢堂製麺の店舗側に貼られた『閉店のお知らせ』から、以下の閉店理由が分かりました。
- フランチャイズの契約満了
- 人手不足によるもの
- 材料費の高騰
順番に説明していきます。
閉店理由①:フランチャイズの契約満了
まず、フランチャイズの契約満了で閉店した店舗があります。
例えば、武蔵小山店の場合。
2023年9月30日をもって閉店していますが、店頭に貼られた閉店のお知らせでは、
と記載されていました。
三ツ矢堂製麺 武蔵小山店、9月30日で閉店したようです。我が家はそれほど行きませんでしたが、好きな方は多かったのでは。。 pic.twitter.com/gpUkMH5qTX
— ShoIchi 68 (@sho_ichi68) October 2, 2023
なぜ契約を継続しなかったのか、理由はわかりません。
ただ、一般的な理由としては、
- 本部と加盟店との間で、条件面での合意が得られなかった
- 十分な利益を上げることができず、事業の継続が困難になった
- 更新時に本部から新しい契約条件が提案され、受け入れられなかった
などが考えられます。
閉店理由②:人手不足によるもの
人手不足が原因で閉店している店舗もあります。
『静岡流通通り店』の場合、店頭に貼られた閉店のお知らせでは、
- 昨今の人手不足から閉店をさせて頂くことになりました
- ここ1年間は、人手不足から営業時間の変更、急なお休みでご迷惑をおかけしました
と、店舗で働くスタッフが足りなかったことで、営業に支障が出ていたことを告白しています。
今月の20日で三ツ矢堂製麺閉店と知って噎び泣いている
マジでこれから食べたくなったら関東行くしかないじゃん pic.twitter.com/LjwTtw9Gj1— みやび (@38b_mt25) December 4, 2022
なぜ、人手不足に悩まされていたのか?
理由としては、コロナ禍が関係していると推測します。
2020年から始まったコロナ禍。
この影響により、多くの飲食店は休業要請などを迫られ、スタッフ離れが加速しました。
そして、2022年頃からはお客さんが来るようになるも、以前までいたスタッフたちは違う職場へ。
結果、従業員を求める飲食店であふれかえり、人材獲得の競争が激化してしまったのです。
実際、『LINEヤフー for Business』の記事では、
と書かれていました。
一方で、非正規社員の人手不足に関しては、飲食店が1位で76.6%となっています。全業種で唯一7割台の結果ととなり、厳しい状況が続いていることがわかります。
出典元: LINEヤフー for Business
ですから、こういった人手不足から閉店に至っている店舗は、静岡流通通り店の他にも多くあると思われます。
閉店理由③:材料費の高騰
先述した『静岡流通通り店』の閉店告知では、材料費の高騰も閉店理由として挙げています。
閉店告知では、
とだけ書かれているので、どの材料の高騰が閉店に影響を及ぼしたかは分かりません。
ただ、2022年4月頃からは、
- 海外情勢の悪化
- 天候不順によるアメリカ・カナダの収穫量の減少
などの影響で、小麦の価格が一気に引き上げされています。
ラーメンの麺は小麦で作られています。
そのため、小麦の価格が少し上がるだけでも、ラーメン店にとっては大打撃となります。
なので、小麦の高騰による影響により、三ツ矢堂製麺の店舗が閉店した可能性は高いです。
三ツ矢堂製麺の閉店理由に関するまとめ
今回は、関東を中心に展開しているラーメン店『三ツ矢堂製麺』の店舗が閉店した理由を紹介しました。
店舗によっては、フランチャイズの契約満了など、その店舗の事情によって閉店したケースもあります。
ただ、2022年の状況から考えるに、主な閉店理由は『人手不足』と『材料費の高騰』によるものと考えます。