香川県まんのう町にある洋菓子店『西内花月堂』。
多くのお客さんから愛されたお店でしたが、2023年7月1日に閉店しています。
この情報を知り、
- 「西内花月堂が閉店した理由ってなんだったの?」
- 「過去の炎上と閉店って関係しているの?」
といった疑問を持つ人は多いはず。
当サイトが調査した結果を簡単にまとめると、次の通りです。
■閉店理由の詳細は不明
■洋菓子店に『巣ごもり需要』があった事から、今のご時世の影響で閉店した可能性は低い
■現在でも通販事業を行っている事から、過去の炎上騒ぎが関係している可能性も低い
■考えられる閉店理由
- ケーキ原材料の高騰を機に経営方針を変えた
詳しい内容については、以下で紹介しています▼
西内花月堂の閉店理由
まず、西内花月堂側からは閉店理由に関する言及をしていません。
西内花月堂の公式X(旧ツイッター)上にある閉店のお知らせでは、
という閉店報告と、お客さんへの感謝の言葉が記載されているだけでした。
— 西内花月堂@祝70周年 (@kagetsudo_info) June 30, 2023
なので、閉店理由の詳細は分かりません。
ただ、メディア・SNSの情報などから、以下のように考えます。
- 今のご時世の影響による閉店の可能性は低い
- 過去の炎上騒ぎだけで閉店とは考えられない
- 考えられる閉店理由:経営方針を変えた
順番に説明していきます。
今のご時世の影響による閉店の可能性は低い
まず、閉店したのが2023年7月なので、
- 2020年から始まった今のご時世の影響で客足が減少
- 赤字経営が続き、閉店になった
というケースを考える人もいると思います。
実際、西内花月堂は、
- 営業時間を午前9時30分~午後5時に変更
- カフェを休業
などの対応を行っておりました。
新型コロナウイルス拡大防止の為、本日より営業時間を短縮させて頂くことになりました。お客様にはご理解頂けますようお願い申し上げます。#西内花月堂 #まんのう町 #ケーキ #花月堂 #営業時間短縮 pic.twitter.com/RW2Ua7DBmv
— 西内花月堂@祝70周年 (@kagetsudo_info) April 16, 2020
なので、今のご時世の影響で売上が減少した可能性はあります。
ただその一方で、2021年は、洋菓子店に『巣ごもり需要』の影響がありました。
『PR TIMES』の記事によれば、
- 『自宅で食べるスイーツ』需要が上昇
- 2021年1~10月の洋菓子店の倒産は、前年同期比約3割減の18件
- 過去10年で倒産が最も少ない件数だった
というデータが出ています。
つまり、洋菓子店である西内花月堂も、巣ごもり需要の恩恵をもらっていた可能性があるのです。
なので、2020年から始まった今のご時世でも、売上はそこまで下がっていなかったのでは?と考えます。
過去の炎上騒ぎだけで閉店とは考えられない
2020年12月、西内花月堂は炎上騒ぎを起こしていました。
簡単にまとめると、下記の通り。
- クリスマスケーキを通販で購入し、届いたのを開けたらぐちゃぐちゃだった
- 当初の西内花月堂は、完全沈黙状態
- 数日遅れで謝罪文を掲載する
- 被害者に関しては、返金の受付開始
このように、せっかく頼んだクリスマスケーキがぐちゃぐちゃになっており、さらに対応も遅かったことで炎上。
西内花月堂への印象をかなり悪化させる事態となりました。
そのため、
西内花月堂の店舗閉店って、クリスマスケーキの炎上が原因なのかな?
と考える人は多いかもしれません。
実際、このクリスマスケーキのオーダーは全部で12,000件。
つまり、最低でも12,000人が被害を受けているため、売上に影響が出たとしてもおかしくはないです。
ですが、あくまで閉店したのは店舗だけ。
ブランド自体は現在も続いており、2024年も通販サイトでケーキやチョコを売っています。
通販関係で炎上したにも関わらず、です。
となると、西内花月堂の店舗の閉店は、過去の炎上騒ぎとは関係ないのでは?と考えます。
考えられる閉店理由:経営方針を変えたため
経営方針を変えたことで、店舗の閉店を決断した可能性があります。
過去のグーグルマップの口コミを見てみると、
- ショートケーキ
- ティラミス
などなど、店舗があった頃は、多くのケーキが販売されていたことが分かります。
では、今現在もオンラインストアでケーキを中心に売っているのか?というと、違います。
まず、目についたのは『割れチョコ』。
- 2袋以上での購入でさらに得!
- 3個購入でおまけ付き!
などなど、割れチョコをめちゃくちゃ推しているんです。
なぜ、割れチョコなのか?
考えられる理由は、ケーキの原材料の高騰です。
現在、小麦、卵、バターなど、ケーキに使われる原材料の価格が上昇。
多くのケーキ店が悲鳴を上げている状態です。
実際、洋菓子メーカー『イルローザ』は、原材料価格の高騰などを理由に直営店をすべて閉店させています。
つまり、現在ケーキを中心に売ると、原材料の高騰により、経営がかなり苦しい状況になるのです。
この状況を踏まえると、西内花月堂がチョコ押ししているのは、原材料の高騰を考えての戦略なのかなと思うのです。
チョコであれば、高騰した原材料を多く使うケーキより製造コストは低いはず。
そのため、『割れチョコ』をオンラインストアで売っているのではないかなと。
ですから、このように原材料の高騰などから経営方針を変更。
結果、ケーキを中心に販売していた西内花月堂の店舗を閉店させたのではないか?と考えます。
西内花月堂の閉店理由に関するまとめ
今回は、香川県まんのう町にある洋菓子店『西内花月堂』が閉店した理由について考察してみました。
以下、今回の簡単なまとめになります。
■2021年、洋菓子店に『巣ごもり需要』の影響があったため、今のご時世の影響で閉店した可能性は低い
■通販で炎上したにも関わらず、現在も通販を行っていることから、炎上は閉店と関係ない可能性がある
■考えられる閉店理由
- 通販でチョコを押していることから、原材料高騰の影響を機に経営方針を変えた
過去に炎上を起こしていたため、それが原因と考える人は多いでしょう。
ただ、今現在でも通販事業を行っており、割れチョコを優先的に売っていることを考えると、原材料の高騰がきっかけである可能性があります。