石鍋裕シェフが開業したフランス料理店『クイーン・アリス』。
1980年代に一世風靡し、多店舗展開していましたが、今現在はほとんどの店舗が閉店しています。
この状況を知り、
- 「クイーン・アリスの店舗が一気に減った理由って何?」
- 「クイーン・アリス好きだったのに、なんで閉店しちゃったの…?」
といった疑問を持つ人は多いはず。
当サイトが調査した結果を簡単にまとめると、次の通りです。
■考えられる閉店に至った理由
- 今のご時世や、リーマンショックといった不況の影響によるもの
- 競合店(フランス料理店)の増加によるもの
詳しい内容については、以下で紹介しています▼
クイーン・アリスの閉店理由を考察
店舗が閉店していった理由としては、以下の2つが関係していると考えます。
- 不況などの影響
- 競合店が増えた
順番に説明していきます。
不況などの影響で閉店した説
今のご時世などの影響から一気に売上が減少した可能性があります。
今のご時世の影響
まず一つ目としては、今のご時世の影響。
2020年から始まった今のご時世。
多くの人々が外出を控え、外食をしない人が一気に増加。
飲食店を中心に大きなダメージを受けていました。
実際、外出をしない人が大勢いた2021年5月に『中部国際空港セントレア』にあったクイーン・アリス店舗が閉店しています。
【閉店のお知らせ】
「アリスダイニング」は2021年5月9日をもって営業終了いたしました。
16年間にわたる皆様のご愛顧、誠にありがとうございました。
ですから、今のご時世の影響はあったと考えます。
リーマンショックの影響
二つ目に、リーマンショックの影響もあった可能性もあります。
このリーマンショックが起きてから元に戻るまでにかかった期間は、約5年。
そして、この影響によって飲食店が3859店も閉店したといいます。
実際、リーマンショックが起きた2008年9月には、『クイーン・アリス アクア大阪』の店舗が閉店。
そして、X(旧Twitter)上の過去の口コミでは、
フレンチのクイーン・アリスも閉店が続いてるみたい
と、2012年にツイートしている方がいました。
@cafeavant 自分もまっさきにその店舗を思い出しました。銘品館ですよね。仕事帰りに行ってみます。しかしオフィシャルサイトが閉鎖されてるんですよね。フレンチのクイーン・アリスも閉店が続いてるみたいで。。
— 路地天 (@rojiten) February 12, 2012
なので、リーマンショックの影響によって複数の店舗が閉店してしまった可能性はあります。
競合店が増えた
フランス料理店が増えた影響も考えられます。
クイーン・アリスが多店舗展開し始めたのは、1980年代以降の話。
ただ、その頃は今現在ほどフランス料理店は多くなかったはずです。
しかし、2023年現在はどうでしょうか。
『都道府県別統計とランキングで見る県民性』という都道府県別の統計サイトによれば、
- 全国のフランス料理店舗数は5,720軒(2021年時点)
- 東京都のフランス料理店総数:1,082軒(2021年時点)
と、凄まじい店舗数になっているのです。
さらにフランス料理チェーン店『俺のフレンチ』なども出店。
同業者との競争は相当激しかったはずです。
それらの事実を踏まえて考えるなら、クイーン・アリスが徐々に店舗を減らしてしまったのも仕方のないことなのかなと思います。
クイーン・アリスの閉店理由考察まとめ
今回は、フランス料理店『クイーン・アリス』の店舗が閉店していった理由について考察してみました。
以下、今回の簡単なまとめになります。
- 今のご時世、リーマンショックなどの不況によって閉店した可能性がある
- 『俺のフレンチ』等の競合店の影響から売上減少⇒閉店も考えられる