関東を中心に展開しているスーパーマーケット『マミーマート』。
多くのお客さんが利用していますが、近年、閉店する店舗が多いです。
この状況を知り、
- 「マミーマート店舗が次々と閉店している理由って何?」
- 「今のご時世の影響と何か関係があるの?」
といった疑問を持つ人は多いはず。
当サイトが調査した結果を簡単にまとめると、次の通りです。
- 閉店する理由は、運営会社が跡地に違う店舗(生鮮市場TOP等)を入れるため
- 跡地に生鮮市場TOPを入れるのは、売上を上げるため
詳しい内容については、以下で紹介しています▼
マミーマートが閉店する理由
閉店するのは、運営会社がマミーマート跡地に違う店舗を入れるためです。
今年2023年だけでもマミーマートが多数閉店しています。
では、閉店後には何ができたのか?というと、その多くは『生鮮市場TOP』です。
閉店店舗と、跡地にできた店舗の詳細を以下に記します。
閉店したマミーマート店舗 | 跡地にできたお店 |
昭島中神店 | 生鮮市場TOP |
新夏見店 | 生鮮市場TOP |
柏根戸店 | マミープラス柏根戸店 |
船橋日大前店 | 生鮮市場TOP |
中和倉店 | 生鮮市場TOP |
柏の葉店 | 生鮮市場TOP |
閉店した6店舗中5店舗が『生鮮市場TOP』になっているのです!
なぜ、跡地の多くが生鮮市場TOPに変わっているのか。
その理由は、運営会社にあります。
実は、
- マミーマート
- マミープラス
- 生鮮市場TOP
これら3つのスーパーマーケットは『株式会社マミーマート』が運営している店舗でした。
つまり、
- お客さんが減少した
- 不況の影響
といった理由から閉店したのではなく…
株式会社マミーマートが運営する違うスーパーマーケットを入れるため、マミーマートを閉店しているということなんです。
なぜマミーマート⇒生鮮市場TOPにするの?
ここで疑問なのが、
ということ。
答えを最初から言うと、『生鮮市場TOP』の方が売上が大きいからです。
実はマミーマート経営で赤字になっていた
関東を中心に展開していたマミーマート。
実は、
- ヤオコー
- ベルク
といったスーパーの競合店の影響から、売上が伸び悩んでいたとのこと。
競合店を相手に3代目社長・岩崎裕文氏は、
- 安さを売りにした新業態の店舗を出店
- サービス重視の店舗に挑戦
といった対策をしていったんだとか。
しかし、どれも軌道に乗らず失敗。
最終的には、2018年時点で初めて12億円もの損失が発生。
赤字経営でかなり追い詰められた状態だったといいます
生鮮市場TOPに業態変更して売上が2倍に!
そんな苦境の中、岩崎社長はある光景を見ます。
それは、朝5時にも関わらずある店舗に並んでいるお客さん達。
実は、その店舗こそが『生鮮市場TOP』。
2代目社長である岩崎社長のお父様が始めたお店でした。
生鮮市場TOPには、他のお店にはない魚が売っていました。
そして、お客さんたちはそれを目当てに来ていることを知った社長。
鮮魚・精肉を専門店のような品揃えでやろう!
そう決断し、
- マミーマートだった店舗を生鮮市場TOPに変更
- 鮮魚を仲買に任せずバイヤー自身で探す
といった新たなやり方に変更したとのこと。
すると、みるみる内に売上が伸びていき、業態転換前の約2倍にまで伸びたといいます。
そして、2022年の売上高は過去最高の1400億円を突破!
生鮮市場TOPによる戦略で大成功を収めたのです。
ですから、2023年現在も売上をさらに伸ばすため、
という業態転換を行っているのです。
マミーマートの閉店理由に関するまとめ
今回は、『マミーマート』の店舗が複数閉店している理由について情報をまとめてみました。
以下、今回の簡単なまとめになります。
- 閉店理由は、マミーマート運営会社が跡地に違うスーパー(生鮮市場TOP等)を入れるため
- マミーマートを生鮮市場TOPにする理由は、売上を大幅に上げることができるため
- 生鮮市場TOPに変えたことで、2022年は売上高1400億円突破している