全国に展開している飲食店チェーン『お好み焼き本舗』。
お好み焼き、串カツ、鉄板焼の食べ放題ができる人気店ですが、近年、閉店する店舗が増加しています。
この情報を知り、
- 「お好み焼き本舗の店舗は、なんでここまで減ったの?」
- 「何が理由で閉店したのか知りたい」
といった疑問を持つ人は多いはず。
当サイトが調査した結果を簡単にまとめると、次の通りです。
■閉店理由の詳細は不明
■考えられる閉店理由
- 今のご時世の影響により客足が減少した
- 電気代、食材といったコスト上昇の影響
詳しい内容については、以下で紹介しています▼
お好み焼き本舗の閉店理由
まず、お好み焼き本舗の公式HPを見ても、各店舗の閉店について詳細は載っていません。
そのため、複数の店舗が閉店した理由については不明です。
ただ、メディアの情報などから、
- 今のご時世の影響
- コスト上昇の影響
などによって閉店に追い込まれた可能性があります。
順番に説明していきます。
閉店理由候補①:今のご時世の影響
2020年から始まった今のご時世。
この影響によって外出する人が一気に減って、お客さんが減少。
それに伴って売上が減少し、閉店せざるを得なくなった可能性があります。
なぜなら、各店舗が閉店した時期と、自粛期間が重なっていたからです。
お好み焼き本舗の公式HPなどでは、閉店店舗については載っていませんでした。
なので、
- X(旧ツイッター)上の口コミ
- ネット上にあるニュースサイト、個人ブログ
などから情報収集し、以下の結果が分かりました。
閉店した時期 | 閉店した店舗名 |
2020年1月31日 | 菰野店 |
2020年5月31日 | 新潟近江店 |
2020年6月30日 | 上越店 |
2020年8月30日 | 豊田店 |
2021年6月30日 | 松阪店 |
2021年12月26日 | 岡崎店 |
2022年6月12日 | 川越新宿店 |
2023年8月31日 | 日進竹の山店 |
分かった閉店店舗だけでも、2020年~2021年に一気に閉店していることが分かります。
つまり、今のご時世の影響によって閉店した可能性が高いということです。
ただ、『日進竹の山店』が閉店したのは、2023年8月。
今のご時世と関係しているかと言われたら、時期的に微妙なところです。
なので、日進竹の山店に関しては、『コスト上昇の影響』により閉店したと考えます。
閉店理由候補②:コスト上昇の影響
- 電気代の高騰
- 食材(小麦、卵など)の値上がり
といったコスト上昇の影響によって閉店した可能性もあります。
電気代の高騰
電気代の値上げが続いた影響が考えられます。
近年では、
- 世界情勢の悪化
- 原油の需要が高くなった
などの影響から、電気代が高騰。
2021年5月は14.23円/kWhだったのが、2023年1月には27.49円/kWhまで値上がりしています。
この影響は、電気を多く利用するお好み焼き屋にとっても大打撃。
実際にお好み焼き屋を運営している店主は、今の電気代が高すぎて驚いているといいます。
大分市萩原で35年にわたって広島風お好み焼きを提供している「宮じま」。コロナ禍の打撃に加え、かつてないほどの値上げラッシュに頭を悩ませています。
(広島風お好み焼宮じま店主・疊谷泰子さん)「電気代にしてもガス代にしても、支払いの時にびっくりする」
出典元:TBS NEWS DIG
なので、電気代の高騰は、鉄板を使う飲食店にとってはかなり厳しいことなのです。
食材(小麦、卵など)の値上がり
世界情勢の悪化により、小麦輸入が高騰。
2023年3月時点では、モノの価格指数で小麦粉が前年同月比12.8%上昇したといいます。
また、卵の値上がりも深刻化しています。
2022年1月では135円だった卵。
しかし、
- 穀物需要の高まりからエサ代が高騰
- 鳥インフルエンザによる数の減少
などが影響し、2023年2月には340円と倍以上に膨れ上がったのです。
Mサイズの卵1キロあたりの価格は、2022年1月は135円だったものが、2023年2月9日時点では340円と倍以上になりました。クリスマス後の年明けは価格が下がる傾向にありますが、2023年は下がらず、むしろ上がっています。
出典元:東海テレビ放送
この卵の高騰に伴い、マヨネーズも値上げ。
これにより、卵もマヨネーズも使うお好み焼き屋にとってはかなり辛い状況に陥っています。
ですから、これら材料費の高騰によって閉店に追い込まれた可能性は十分にあります。
お好み焼き本舗の閉店理由に関するまとめ
今回は、全国に展開している『お好み焼き本舗』の店舗が閉店した理由について考察してみました。
以下、今回のまとめになります。
■考えられる閉店理由
- 2020年~2021年にかけて多くの店舗が閉店していることから、今のご時世の影響で売上が激減したため
- 電気代、ガス代の高騰で苦しむお好み焼き店がいることから、エネルギーコスト高騰で採算が取れなくなった
- 卵の値段が倍以上に膨れ上がったことから、食材の値上がりで経営が厳しくなった